2021/07/07 12:23
信州が世界に誇れる伝統工芸!100年後も残るアート作品を目指して
こんにちは、紙単衣の水引デザイナー小松です。
今回は製作協力させていただいた信州のアート作品についてご紹介します。
2021年7月1日、お魚好きの造形作家村瀬材木さんによる原型・監修のスタチュー(立体彫像、置物)製品、海の十二支シリーズ第1弾「海牛:ジュゴン」が、株式会社プレスト(長野県上田市)から発売されました。
▼海の十二支 海牛 ジュゴン特設サイト
海の十二支シリーズは、毎年ひとつずつ干支に因んだスタチュー(立体彫像、置物)を製作する12年連続プロジェクトです。
プロデューサーである株式会社プレストの小松さん(私と同じ苗字ですが、親戚ではなく偶然です)が「才能のある作家を世界に紹介したい」という思いと、「地方からでも世界に発信できるんだ」という心意気をのせて企画されました。
パッケージに使用した飯山の内山和紙、飯田の水引など信州が世界に誇れる伝統工芸も併せてアピールし、100年後も残るアート作品を目指しています。

私はジュゴンの背中に埋め込まれた「丑」の字形に結んだ水引のモデルと、商品パッケージに使われている水引細工のデザインを担当しました。
厄除け、そして「人と人、信州と世界を結びたい」という願いを込めています。
「丑」の水引文字

疫病退散の願いを込めて、丑の文字の中央には願いが叶う「叶(かのう)結び」を、そして右上には魔除けの意味がある「あわじ結び」を結びました。
スタチュー作品に組み込むにあたり、私が作った水引細工の「丑」を村木さんが解析して、なんと0.5㎜のリード線で同じ形を編んでくださったそうです。
慣れない結び細工に、ミリ単位の細かい作業…さぞ苦労されたことでしょう。。その甲斐あってばっちり水引らしさが出ています!
この水引の結び形をウレタン樹脂にする技術、アイディア次第で他にも何かに応用できるのでは!?と可能性を感じます。
水引を使った商品パッケージ

商品パッケージの水引細工には、魔除けや封印を意味する「あわじ結び」をさらに重厚により返した「あわじ返し」を用いています。
角が立っていて「牛の顔のように見える!」と気に入っていただきました。
使用している水引は、長野県飯田市産の上品な輝きをもつプラチナ水引を使用しています。
水色と白のバンド部分には私は関わっていませんが、どことなく海を彷彿させる色味で商品にぴったりですね!
水引以外も国産桐箱に極厚紙金箔押し、内山和紙のし…と文句なしの上等品です。
贈答用にもこのままお渡しできて、海外の方へは日本らしさを存分にアピールできます。
デザイン後の水引製作は、長野県立松本養護学校の生徒のみなさんです。
以前松本市に行った時に、松本養護学校で水引細工を作られているお話を人伝いに知り伺ってみたいと思っていたので、今回思いがけずご縁ができて嬉しいです。
コロナ禍で直接学校へ伺うことができませんでしたが、動画や手順書を駆使してお伝えした結び方を無事に習得いただけたようでほっとしています。
それにしても、海の十二支シリーズのお話をいただいた当初は、どんな作品になるのか正直イメージできませんでした。
完成作品を拝見して、魚とメカ、そして十二支が融合した他の誰にも真似できない独創的なアイディアと超絶技巧に驚愕しました。
さらに信州の伝統工芸が加わって、この作品なら10年後、50年後、100年後…、世界中にコレクターがいても不思議ではありません!
作家の村木さん、プロデューサーの小松さん、この度は素晴らしい作品に関わらせていただき、本当にありがとうございました。
2021年「海牛:ジュゴン」から始まるご縁、そして来年以降の作品も楽しみにしています!
▼海の十二支 海牛 ジュゴン特設サイト
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